■ 開封
巨大なACアダプターが入ってるわりには意外に小さな外箱です
でも、開けてびっくりです。
外箱に本体が密着しています。緩衝スペースがありません。
ヨドバシカメラからの梱包箱に妙に緩衝材が多かったのも納得です。
これでは、店頭で荷崩れ起こしたら一発で壊れそうです((((;゚Д゚)))
内容物は普通に納まってましたが、
やはり圧巻なのは噂に違わぬ巨大なACアダプターです。
でかいだけならまだしもケーブルがごんぶとです。まるでホースです。
コンセント側のケーブルと本体側のケーブルの長さがそれぞれ中途半端で
セッティングするのに取り回しが大変でした。本気で邪魔です。
コンセントに繋ぐとアダプターのパイロットランプが煌々と点きます。
中からはチーーーーーって音がしてます。もしかしてここにも冷却ファン!?
待機電力が凄そうなので根元スイッチを使おうと思いますが、
コレではせっかくのリモコンやワイヤレスコントローラが台無しです。
■ 起動
接続を完了し、おもむろに電源を入れます。
騒がしいと聞いてたわりにはファンの音は静かで、ちょっと拍子抜け。
周波数が高めで少々気に障る音質ですが
ラックに入れれば無視できる範囲かな、と思えました。
…本当の騒音源はファンじゃなかったとすぐに気づくことになるのですが。
旧XBOXからのLiveアカウントの移行や
画面設定等のセットアップ(うちは旧世代テレビなのでD2まで)を済ませ
さてゲームでもやってみようとディスクトレイを開けようとした所
ガコ、と音がしたっきり開きません。
よく見ると、トレイのメッキ部に、
イジェクトボタンごと、ぴっちりと保護シールらしきものが貼られていました。
いやあ俺としたことがうっかりしてたなあハハハとか思いながら
さくっと剥がしにかかったわけですが
剥がれません。
リモコンの赤外線部とかの保護シールはぺろっと剥がれる良くあるタイプなのに、
何故かここだけ透明梱包テープ並みの強力糊でバッチリ張り付いています。
しかも裁断サイズもぴったりのため、剥がすための取っ掛かりがありません。
メッキを痛めないよう気をつけつつ、爪で端を立ててやっと剥が…せるかと思ったら
ベリベリと糊が剥がれて残りますΣ(゚д゚lll)
まるで例の「分解すんなシール」のようです。
「もしかして剥がしちゃいけないものだったのか!?」とか一瞬思いましたが
これを剥がさないとトレイが開かないのは明白でした。
メッキに傷をつけないよう気を使いながら糊を綺麗に取り除くのに15分かかりました。
もうこの時点でかなりうんざり。
ちょっと離れてお茶飲んじゃいました。
■ あらためて、起動
気を取り直してリッジレーサー6を入れて起動。
轟音です。
いやエンジン音じゃなくて、ディスクの回転音が。
これが騒がしいという話の正体だったわけです。
なんといっても
デモムービーが始まってエンジン音が鳴り響いてもディスクの音が埋もれませんw
初代PS2のCDROMソフト使用時のディスク音もかなり騒がしかったですが
DVDレベルの高密度メディアでこの騒音は将来を不安にさせる効果絶大です。
思わずラックに押し込めて扉を閉じました。
「そうか、このためのワイヤレスコントローラ標準添付か…」とか思ってみたり。
ゲームの内容については割愛。
PSP版リッジレーサーズをスケールアップした内容、と言えばOKでしょう。
流石に定番、面白いです。
しばらく遊んで、一応FFXIも試しとくかーと
ディスクを取り出すためラックの扉を開けたところ
熱気が噴き出してきました。
ウチのレイアウトを知ってる方はご存知と思いますが
テレビは窓際で、窓ガラスからの冷気が結構流れ込む位置にあります。
おまけになんちゃってウォームビズ励行中なので、
部屋の温度はたいして上がってません。
にもかかわらずラック内はぽかぽか陽気です。
取り出したディスクもまるで焼きたてRのようにほかほかでした。
半ば呆然としつつFFXIのディスクに差し替え、
PlayOnline Viewer&FFXI本体のインストール。
アップデートも含めで約1時間半、ディスク回りっぱなしです。
かなり不安になりました。
全てのインストールが終了したら
ほかほかディスクを取り出してHDDからPOL立ち上げて…
とは行かないのが360クオリティ。
インストールに要した時間やアップデートの様子からして
PS2版やPC版同様、必要なファイルは全てHDDに入ってると思うのですが
HDDからの起動手段が見つかりません。
どうやら、アプリケーションディスク必須のようです。
怖すぎます。
せめて、アクセスの無いときはディスク止めてくれればいいんですけど…
FFXIについても、ゲーム自体については割愛。
新作ではなく、既に語りつくされたゲームでもありますし、
高解像度環境といっても基本的にPC版と変わりませんので。
おかげで文字が潰れてD2レベルのテレビじゃ漢字読めませんが…
最後に、旧XBOXのソフトを幾つか試してみました。
手元にあるソフトで互換性があるとされるのは
DEAD OR ALIVE3、Quantum Redshift、幻魔鬼武者の3本のみ…。
どれもゲーム自体はきちんと動き、エミュレータによる
ジャギーの解消やテクスチャ補間の精度Upなどが感じられ、快適。
でも、プリレンダムービーは全てガクガク。
フレームレートの不整合が起こってる感じです。
謎過ぎ。
■ 所感
総じて「MSらしい大雑把さと力技に溢れた無理やりな製品」と感じました。
洗練とか繊細とかいう言葉とは真逆に位置してますね。
上では端折ってますがケースの成型とかも凄い大雑把です。
中国かどっかのコピー品を髣髴とさせる感触。
新LiveのUI(というか、機能階層)もめちゃくちゃです。
きつい言い方になりますが
製品の完結性という意味での「パッケージング」のレベルは
初代XBOXよりも下回っているんじゃないかってぐらいですね。
今まで買ったゲーム機の中では間違いなく最悪の第一印象。
買った事自体に後悔はしてませんが。
個人的には、ゲーム機はまずソフト側から語るべきであって
ハード自体の良し悪しだけを語っても意味は無いと常々思っているのですが
流石に、ここまで「所有する事の満足感」を蔑ろにされると
小言のひとつも言いたくなるわよ、って感じです…。
残念。(´・ω・`)
■余談
エミュレーションでの高画質化についてなんですが、
特にDOA3とは相性がいいようで、かなり綺麗になります。
が、なにか既にどこかで見たような映像…
ぱっと見、DOA4と遜色の無い画質になっちゃってます、これ。
DOA4ってやっぱり、モデリングレベルでは特に変わってな…(ry