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2004年11月04日 21:16

【PC&MAC】 アップル、iTunes用のサードパーティ製プラグインを無効に

Apple Computerは最新バージョンのiTunesで、iPodから曲を抜き出せるようにするプラグインソフトを利用できないようにした。(CNET)

 この措置自体は当然かなと思います。iTunes+iPodは元々双方向性を考慮してない物であるうえに、iTunes Music Storeからの楽曲販売を旨としたれっきとした商用ソリューションなわけですから、購入した楽曲までもが誰のiPodからでも簡単に書き戻せては困る、と。だからといってATRACみたいなガチガチのDRMかけて使い勝手悪くするのも本末転倒だと。いたちごっこですね。

 ただ、iTunesの管理方法ではPC側とiPod側両方に常に同じ楽曲データが存在するのでHDD容量を無駄に使って困る、という意見もありますよね。だからiTunesとiPodの同期は行わず、送り込むごとにPC側のファイルはすぐ消すって人もいるようですし、こういうケースでは書き戻しプラグイン等は重宝するのでしょう。(でもこの使い方じゃiTunes+iPodの一番美味しいところであるスマートプレイリストが全然生かせないような…)

 確かに、PCは楽曲取り込みに使うだけで聞くのは常にiPodと言う人なら、PC側のHDDを常に数G~数十G食われてる状況は無駄としか感じられないでしょう。せっかくストレージ扱いで繋がるんだから、管理はiTunes、データはiPodで完全に切り分けて動作するモードがあればいいと思うんですが。(だからって今更M○Voみたいな仕様で出されても嫌ですがw)


 ちなみに、通常のmp3/aacファイルをiPodから取り出したいというだけなら、今回蹴られたような外部プラグイン等を使わなくても、ディスクモードで接続したiPodから普通に取り出すだけでOK(接続時にうっかり同期かけたら全部パーなので注意)。ファイル名やフォルダ構造はiPod内仕様に置き換わっているため、どのファイルがどの曲かの見分けは付けにくいですが、吸い上げたフォルダごとiTunesに放り込めばid3タグから曲名などの情報は復旧されますし、そのまま「ライブラリの統合」を行えば完全にiTunes管理下に戻ります。マイレートやスマートプレイリストはタグ情報じゃないのでこれだけじゃダメだけど。


 それはともかく、件の書き戻しプラグインについては、今回の修正を回避するバージョンを別サイトでゲリラ配布始めてるとか何とか。作者何考えてんでしょうか。フリーソフト相手にしてんじゃないんだからどうして止められたのか良く考えたほうが…